時計の電池交換/BVLGARI ST 35 S

2011年1月お預かりのBVLGARI ST 35 S電池交換メンテナンスです。

ステンレス無垢バンドに両開きバックル。

片方のラグ部の隙間が気になりますが、おそらくバネ棒が湾曲しています。交換すれば直りますが、この腕時計のバネ棒は特殊なので交換は不可なのでせめて曲がりを修整したいですが、残念ながら隙間が空いた方のみ錆び付いて外せない。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。

パッキンを外して汚れをチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。

ただ巻真の根本が錆びて摩耗して細くなっています。交換が必用ですがパーツの入手は不可。かといって巻真のみ交換としても捻ったら折れるでしょう。このままそっと使うしかありませんが、乱暴に引くと折れます。そうなると竜頭ごとの交換ですから取扱店しか無理ですし費用も20.000円くらいは覚悟しないと。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ムーブメント取り出しで、錆びた粉がケース内に散ります。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

外れ無い方のバネ棒は洗浄しても外れず修整は不可です。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池蓋を開けます。

電池格納部をチェックして。電池を入れて動作確認ですが錆びた粉が回っているのか不動ですからOHでお預かり。

パッキンを裏蓋に戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。職人さんまわし。

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス&OH完了です。

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