時計の電池交換/Cartier パンテール
2015.1.21お預かりのCartier パンテール電池交換メンテナンスです。
2011年にもお預かりの腕時計。
3本届いたうちの1本。
ベゼルはケースとネジで固定されており、外さないとムーブメント取り出しが出来ない構造なので、普通の電池交換メンテナンスよりも倍以上の手間が掛かります。
よってこの電池交換メンテナンスは1.000円UPとなります。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
ラグ部はバネ棒ですが特殊なバネ棒。
コマ一つ一つが無垢で凝った作りのブレスです。
汚れもチェックします。
バックルの汚れもチェックして。
裏蓋は8本ネジで留まっていて裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
外すとパッキンやパッキンのガイド枠、ガラスが固定されておりませんからバラバラと外れます。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの裏表をチェックして。
ネジは洗浄して綺麗になりました。このネジは小さいですから洗浄しないと戻すのが厄介な作業になります。雑破に洗浄しておりますがベゼル用と裏蓋用でネジが違います。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
各パーツは洗浄して綺麗になりました。
パッキンを装着してガラスを乗せてベゼルで押さえる構造。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
特殊なバネ棒も洗浄して綺麗になりました。このバネ棒、錆びて伸縮しなくなると外す時が厄介。普通のバネ棒でも代用は可能ですが、外す時が厄介になるでしょう。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。