時計の電池交換/Cartier 372
2011年6 月15日お預かりのCartier 372電池交換メンテナンスです。
バックルが閉まらないという事ですが。
これはウレタンバンドの通し方が間違っているので閉まらない。よって対応は簡単。
裏蓋は8本ネジで留まっていて右が裏蓋記載。
ラグ部のネジピンですが、これだけネジが切ってあればシッカリ留まる。錆びていればシッカリ抜けないって事でもありますが。かといって年に一度、抜いて油を刺すなんてことも出来ないですが。
こちらはバックルのネジピン。これはネジピンの普通のネジ部長さ。でもバックルは普通、バネ棒ですからネジピントは凝った作りの腕時計。やはりカーブには問題無く。
パッキンを外して汚れを拭き取ります。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
ネジも洗浄して綺麗になりました。
竜頭の黒いのはオニキスか。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ガラスの内側の目盛が外れ無いのでケースの洗浄は出来ない。よって磨くのみになります。
ケースの内側もチェックします。
手磨きですが綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻し電池を入れて動作確認。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
0位置合わせを行って。
ネジピンやバックルも洗浄して綺麗になりました。
ウレタンバンドも正しく取り付ければ問題無くバックルは閉じる事を確認して。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。