パッキン交換について良く問われる事例

専用パッキンの持ち合わせは無し
「似たサイズ(径と太さ)がある場合のみ交換」
「竜頭パッキンの交換は行いません」

「TAG HEUERのパッキン交換が多い理由」
似たサイズのパッキンが豊富にある。それだけの理由です。
サイトを良くご覧の方は「TAG HEUERは殆どでパッキン交換をされておりますね?。
という事はTAG HEUERのパッキンは痛みやすいのですか?」という質問をされます。

そういう事は無く「交換する既製パッキンがあるから」です。
既製である為に安価ですから「洗浄コース」ではサービスで交換します。
また「スクリューバックなので径や太さの違いは、締め込む事でカバー出来ます」

これが「はめ込みタイプ」や「4本ネジ」ではパッキンの太さが変われば
裏蓋が浮いて閉まらない事があり。
場合によっては裏蓋が外れやすくなりますから,交換は行いません。

では他の時計でもスクリューバックなら?という発想もありえますが。
合うサイズの持ち合わせが無く「要交換状態」であっても元の物を再利用します。

「竜頭パッキン」は交換する事はありません。
サイト掲載の写真で良く巻芯が錆びている時計がありますが。
状態としては「竜頭のパッキン交換は必須」ですが物がありません。
メーカーでの「竜頭ごとの交換」しか対策がありません。
この場合、竜頭からの浸水なので当然ですが裏蓋のパッキンは
替えても防水機能には無関係です。
対策は「竜頭周りに水滴が溜まらない状態で使用する」。これしかありません。

「NIXON 51-30のパッキン」
これも似た径の物は持っておりますが、太さが少し細い物しかありません。
切れているとか・加水分解状態であるとか。
「元の物を再利用するよりはマシ」という時のみ交換しますが
経験上、2回くらいしかありません。
スクリューバックですから押し込めますので径も太さも、おおまかです。

「パッキン交換ご依頼」
良く申込フォームに「ついでにパッキン交換も宜しくお願いいたします。」
という記載がありますが、これも同じで「専用で無くても替えた方がマシ」の場合
のみ交換します。
無条件で替えても防水機能が悪くなる状態では替えられません。

「防水機能の強化」を依頼される方へ。
例えば家屋の外壁や建築などでは応急処置で「シリコン・コーキング」という
事もありますが、時計ではその発想がありません。

ご自身で塗って頂くしかありませんが、乾いた時に弾力があって透明になる
良い物があるのか?何かあれば教えて頂ければ助かります。