時計の電池交換/dunhill Millennium

2013.4.26お預かりのdunhill Millennium電池交換メンテナンスです。

ステンレス無垢バンドにブレスバックル。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋の裏側もチェックします。

パッキンを外せばビッシリサビております。ダンヒルはこの状態になっている事が多い。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

機械留めネジも茶色くサビが。また巻芯の当たりもサビでビッシリ。

機械留めネジを外し洗浄します。竜頭もメッキが剥がれた箇所から腐食が進んでおります。

の根本。ケースとの接点がサビているので「竜頭の防水機能は無いでしょう」

竜頭の裏側はパッキンのカバーが外れており、洗浄して綺麗になりましたが。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗になったものの、洗浄でパッキンとカバーが外れました。
これはもう「竜頭ごと交換」するしか手立てがありません。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックします。

ケースの裏蓋側にサビが集中しており「竜頭から浸水した湿気がケースを伝わっております」
スペーサーによって文字盤側に及ぶのが食い止められていた感じですか。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していきますが、全体的に錆びた粉が散っておりますから、なるべく衝撃は与えないように。

パッキンのサビも落として洗浄して綺麗になりました。ただ綺麗になっただけでサビを落とし多分、パッキンとに隙間が大きくなっているでしょう。よって防水機能は一段とおちております。

電池を入れて動作確認。問題なく動きましたが「要・分解修理」の状態。ただ分解修理しても竜頭を替えないと意味がなく「分解修理・竜頭交換」とかなると4・5万は掛かるでしょう。

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