時計の電池交換/dunhill Millenum
2014.7.23お預かりのdunhill Millenum電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドにブレス・バックル。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外せばかなりのサビが。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
パッキンが効いてはいたがケースの腐食が進んで隙間が出来、浸水した形跡。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
巻芯も水滴が伝って錆びて膨らんでおります。これはムーブメントの内部に突き刺さっている訳ですからサビは内部にも及んでいるでしょう。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
スペーサーにもサビが及んでおります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
巻芯のサビも削って洗浄してここまでは綺麗に。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池交換のみでは不動でしたから注油して「強制運針器」で回し油を馴染ませます。
裏蓋も洗浄して綺麗になったところで。
パッキンの装着。ただケース側も裏蓋側も腐食が進んでおりパッキンを装着しても隙間だらけであることを考慮して使用する必要があります。
状態が状態なので一日、様子をみてからの発送になります。
3日間、問題無く動いており大丈夫と致しましょう。