時計の電池交換/dunhilln millennium
2014.9.2お預かりのdunhilln millennium電池交換メンテナンスです。
「近くの時計屋にオ-バ-ホ-ルと電池交換に出したら内部に腐食があり断られた。」という事ですが。
外観は綺麗な状態ですが錆びて居るのか?
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックルは両開きバックル。
洗浄の為にラグ部を外します。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
かなりサビが目立ちます。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。ケースにはサビがありますがムーブメントには及んでおらず。
これなら分解修理はしなくても電池交換のみで動くでしょう。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプは写真を撮り忘れ。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが腐食はあるもののパッキンが効いていた事がよくわかります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
腐食による凸凹は残りますが、錆びた粉は洗浄で除去出来ました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックし
電池を入れて動作確認。問題なく動き出します。
裏蓋のサビも削り落とします。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ラグ部ピンも洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
翌日も問題無く動いており分解修理は遅れ等の不具合が出てからでも良いでしょう。
このムーブメントなら2014年現在では「ムーブメント交換」も可能。