時計の電池交換/dunhill millennium
2011年5月お預かりのdunhill millennium電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドにブレスバックル。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋の裏側もチェックします。
このモデル裏蓋が錆びたパターンが多い。
これがムーブメントですが。
裏蓋が錆びているのでケースの内側も錆びています。このまま電池交換だけして裏蓋を閉めると、開けた衝振動で錆びた粉がムーブメントに落ちるでしょう。
竜頭は摩耗しておりますが使用に問題は無い。
機械の留めネジも錆びておりますのでケース内側を伝わって湿気が溜まっていた証拠。
その前に電池交換で動くのか?既に錆びた粉が入って止まっていないかチェックします。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
機械留めネジも洗浄して綺麗になりました。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ケースの内側は洗浄のみでは錆びた粉が綺麗にならず、ワイヤーブラシで削って軽くペーパー掛けもしてここまでは綺麗になりました。ただ、その分ケースの経が大きくなったと言う事で防水機能は落ちます。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋側も錆を落とした分、径が小さくなったでしょう。この時計は「全くの非防水」感覚で使わないと簡単に湿気が入るでしょう。
洗浄して綺麗になったところで時間を合わせて電池交換完了です。