時計の電池交換/dunhill/ダンヒル

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ダンヒルクォーツの電池交換メンテナンスです。10年くらい放置の腕時計という事ですが動くのか?

裏蓋は”はめ込みタイプ”でプラスチックパッキンですから何処からでも開けることが出来ます。ブレスバックル。

このタイプのベルト調整はベルトを両サイドから見ればこの構造。つまり横にスライドさせてコマを外す訳です。それにはベルト裏側の中央部の凹みを細い工具で突きますが、錆びて突けない場合は厄介です。

これがムーブメント。ブランドウォッチ汎用ムーブメント。

裏蓋のサビが目立ちます。プラスチックパッキンを取り外してみます。

オリジナル竜頭ですが角が錆びています。この程度は交換しなくても大丈夫。竜頭の裏側チェックしますと何やらリングが。

このリングの下に。ゴムパッキンが入っています。丁寧な作りですが。

竜頭パイプもチェックしてパイプの内部が錆びている事がわかります。これが取り出した文字盤&ムーブメント。

竜頭パイプの裏側もチェックします。全体的にケースの裏側にまでサビが及んでいます。

とにかくは洗浄してみるしかありません。ゴムパッキンも外して洗浄しましたがサビは完全に落ちません。

根本錆びています。これはメーカー送りにするれば必ず交換になるでしょう。竜頭交換のみで10.000円くらいですか、でもこの状態ではOHしないと電池交換の受付はして貰えないでしょうね。リングも洗浄。

元に戻します。裏蓋も磨いて。

洗浄して綺麗になりましたが。錆びた部分は完全に落ちません。ペーパーを掛けるなりすればもっと綺麗になりますが金属の厚みが変わりますから防水性能に影響が出ますから、錆びた粉が落ちない程度に綺麗になればOK。

ケースの洗浄が完了しましたが、パイプ内部がスッキリしません。ケース内側も。

これは今、洗浄後で湿気ていますが乾いたら茶色の錆びた粉がムーブメントに落ちる可能性あり。爪楊枝を突っ込んでみれば。

まだまだ錆びた粉が付きます。もう一度洗浄しなおして綺麗になりました。

ケース内側も爪楊枝で削り落としてこれが限界。これが限界ですか。

今度は爪楊枝を差し込んでも。大丈夫。(ピンぼけましたが(v_v)

ムーブメントにも錆びた粉が付着していましたからチリふきで飛ばしてケースに戻します。ハイ、電池交換メンテナンス完了。電池交換のみで問題なく動きましたが翌日、止まっていました。OHまでして使う積もりは無いと言うことで禁じ手”注油”(;^_^A。これで3日様子をみても問題なく動いていたので発送ですね。
この腕時計はもう非防水感覚で使用するしか無いですね。今まで通り使用するには「OH・プラスチックパッキン交換・竜頭交換」は必要、そこまでしたら30.000円は超えますね。

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