時計の電池交換/EBEL
2015.9.10お預かりのEBEL電池交換メンテナンスです。溶接修理もご依頼です。
ラグ部の片方が外れております。
ネジで留まる構造ですが「ネジが入る穴が脱落しております」
ラグ部は問題無く。
ステンレス無垢でも薄型モデル。
裏蓋はないワンピース構造。
ネジが入るボックスが脱落しております。このパターンは直るのか?
ネジのBOXは作成可能で、ネジは勿論代用品になります。
2015年現在:汚れもチェックして。16.000円に対しこのパターンは25.000円は掛かります。
純正品に拘る方はメーカーへどうぞ。ブレス交換で70.000円くらいでしょう。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
パッキンを装着します。
ベゼル・リングのネジも洗浄します。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
サビが凄いですが、ブレスの崩壊といいこの時計の強度を超えた使い方になっております。
これがムーブメントで。
電池格納部をチェクします。電池は裏向きに入っております。
使い方がハードなのかムーブメントと文字盤がガタガタ浮きます。
あとでテープで固定しておきましょう。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ベゼル・リングは洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして戻し。
ブレスも洗浄して綺麗になりました。
異常が無い側は綺麗に。
反対側は黒くなっており、一度修理された形跡。
ネジも洗浄して綺麗になったところで。
溶接修理として外注に出します。この電池交換メンテナンスの翌日、時計は止まっており「要・分解修理」となります。
結局、全ての修理は中止で今回の請求は「洗浄代」のみとなります。