時計の電池交換/GIVENCHY
2013.4.2お預かりのGIVENCHY電池交換メンテナンスです。
2届いたうちの1本。
ブレスタイプの両開きバックル。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
さて電池交換ですが、電池を取り出すと強烈な液漏れ。
電池格納部をチェクしますが、これは動かないでしょうし回路へのダメージも必至。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ただ、こうなると分解修理&回路交換が必要でしょう。
要、分解修理のご案内を致しましたが「修理するか迷っております。」と。
このお気持ちはよくわかります。それは使う時計では無いからです。
視認性や脱着といった意味で使い勝手があまり良くない時計であります。
またデザインや色合いから使用目的が少なく使う回数が極端に少ないと思います。
その使わない為に「液漏れ」が起こっている理由でもありますが。
当然、修理してもあまり使わない時計になるのは変わらないと思います。
御連絡頂き。「購入時は高価でしたしダイヤの保証書も付いていた」という事で。
手放す気持ちにもならないということですが。
時計が好きな方は集めはしても、手放したくは無いのはみなさん同じ。
ただ、多くの時計を持つ方は「電池交換という維持費に苦労されます」
そこでご提案「これ以上、液漏れが進まないように電池は外してありますから
そのまま置いておき、使うときに直せば良いとも思います。」という事で
今回はメンテナンスのみとなりました。