時計の電池交換/HERMES 956.032

HERMES 956.032 電池交換メンテナンス友人の持込ですが。

この番号では以前にも「HERMES 956.032 」で紹介していますがムーブメントの写真から番号をとるとこうなります。エルメスのキャリバーってものが分からないもので。(;^_^A

ちなみに同じ腕時計は「HERMES 976.001」で紹介していましたね。

ベルトはエルメス独特の中抜きステンレス無垢バンド。裏蓋は4本ネジ。

その前にベルトの2箇所に隙間が出来るという事ですが、このバンドは両サイドからネジ留めですから予備のネジが無ければどうしようもありません。余りコマを見つけて来てくれましたので修理可能。

可能となれば電池交換の作業に進みます。コーナーの飾りを外しますが飾りですから意味はありません。ただ、こういう構造で取り付けるとどうしても湿気が溜まって錆びます。これは何をやっているかと言えば、裏蓋の4本ネジを外しても裏蓋パッキンが接着剤の役目をして開きません。そこで厚い目”両面テープ”(パネル)を貼り付けて引きはがします。

なんとか開きました。

これがムーブメント。

竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ネジは裏蓋だけでは無く、ムーブメント固定ネジも外して洗浄しました。

飾りの金具も洗浄。

ケースの洗浄は完了。

綺麗になったケースにムーブメントをもどして電池格納部をチェックします。

ハイ、電池交換メンテナンス完了です。と思ったら!

もう1箇所ネジが抜けているの発見。でももう余りコマのネジは無し。そこで友人でもあるし許可も無しに。

スチール棒を突っ込んではみ出した部分を切ります。あとは接着して完了ですね。(;^_^A。これも職人さんに言えば何かネジを作ってくれますが、それだけに数千円も勿体ない。

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