時計の電池交換/LUMINOX Series3400

2011年5月12お預かりのLUMINOX Series3400電池交換メンテナンスです。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整部分の位置をチェックしておきましょう。ベゼルの数字には汚れが詰まっておりますが洗浄で綺麗になるでしょう。

ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。

裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。

ラグ部の汚れもチェックします。スクリューバックを回すと汚れが出て来ます。

裏蓋の裏側もチェックします。

裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。

これがムーブメントで。

絶縁フィルムを外します。

竜頭の動きが悪いと言うことですが相当錆びていますね・・・。指では回らないくらい。ペンチで挟んで回して、引いて。何とか抜くことは出来ました。指先の感覚では錆びた金属同士が擦れる感じとパッキンが溶けて接着剤の替わりをしているような。

竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。竜頭は錆びていなくて安心しました。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

パッキンを外して汚れを拭き取ります。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

竜頭は綺麗になっても差し込むだけが出来ず。竜頭の根本の金属部分が太すぎて回らない感じですが何故?
竜頭パイプの中がサビが浮いて狭くなっている可能性もあります。ただ内側にパッキンが三重に貼り付けてありますし削る事が出来ない。そこで仕方がなく竜頭の根本の太いところをハンドリューターで削って行きます。薄い金属なので削り過ぎると穴が空きますから慎重に。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。

何とか普通に閉めたり緩めたりする事が出来るまでにはなりました。ぎこちなさはありますが渾身の力を入れたり、工具で回す必用は無いレベルに。ただ防水機能までがどうなったか確認出来ません。防水機能よりも、こうしないと時間合わせもカレンダー修整も出来ませんからね。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ベゼルの数字の汚れも綺麗になりました。

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