時計の電池交換/LUMINOX Series3400
2013.9.26お預かりのLUMINOX Series3400電池交換メンテナンスです。
化粧箱で到着。ご依頼内容が難しそうで一度は、お断りしたのですが到着。
そのまま返送しようかと思った所へ、お電話があって間一髪のお預かり。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。何でもこのガラス。
「初期型の特殊偏光コ-ティングを2重に施したサファイアガラスを使用した今ではレアな個体。長年愛用してガラスにキズがあります。コ-ティング面はキズがつきやすいので布で拭く程度でOKですが、絶対にコンパンドで磨かないようにお願いします。」
この文面を読んで恐ろしくなってお断りしたのですが。
LUMIOXは、この「12時位置の装飾」が洗浄で外れる事が過去に3度ありました。
状態が良い物・金属ケースモデルでは無いですからこれは大丈夫でしょう。
バックルのバネ棒が壊れている様なので、ラグ部から外します。
汚れとしては少ない方ですか。
ラグ部の片方はバネ棒が伸縮せず外せません。仕方がないのでこのまま作業を進めます。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。裏蓋を回すと汚れも連れて出て来ました。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。
更に絶縁フィルムが覆っておりますから取り外し。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプは撮影忘れ。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
洗浄後でもバネ棒は外れませんね・・・。かといって錆びている様子はないのですがドライバーを掛ける戻り部分に掛からないのです。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
絶縁フィルムを戻して。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
弓環も洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。