時計の電池交換/LUMINOX Series 8360

2016.1.21お預かりのLUMINOX Series 8360電池交換メンテナンスです。

竜頭とプッシュボタンの動きをチェックして。プッシュボタンの動きが鈍いという事ですが触った感じでは問題無さそう。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

バックルのバネ棒が外すと壊れました。後で交換しましょう。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

ラグ部のバネ棒は洗浄します。

ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

スペーサーを外して文字盤の裏側もチェックします。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの内側もチェックして。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

さてプッシュボタン。洗浄で動きが鈍くなりましたので外してみます。

汚れが噛んだりサビはありません。シャフトの歪みも無く、グリス切れが原因でしょう。

もう一つのプッシュボタンも抜いてみます。どちらもプッシュボタンのパッキンが溶けたというか摩耗というか。いずれにしろ防水機能は落ちるでしょう。
改善には「プッシュボタンの交換」しかありませんが、そのためには
修理センターさんに送っての作業。
つまりは「プッシュボタン交換・防水テスト」となると再度ムーブメント取り出し。
となると納期も掛かりますし、費用も送料まで入れると1万円では済まない。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
と時計を置いた時に微かな金属音が?

ムーブメントを覆った薄い金属板のネジがかなり緩んでおり浮き上がる状態。
これはネジを締めておきましょう。

ゼロ位置合わせが必要ですから行って。

パッキンを交換したいところですが似たようなサイズの物が無く。細い物ならありますが、それでは元のパッキンの方がマシという事でパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ブレスも何度か洗浄をし直して、やっと汚れが出なくなりました。

バネ棒も洗浄して綺麗になったところで。

バックルの噛み合わせが食い付かない。ダブルロックなのでそれでも使用に問題はありませんが、ついでですから修正。

TAG HEUERと同じ構造で、この隙間を広げます。

外した方が作業が簡単。

ところがこのバネ棒も錆びており、交換します。

食い付くようになりました。

ゼロ位置合わせを行って、バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

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