時計の電池交換/Seamaster TITTAN
2010.10.29お預かりのSeamaster TITTAN電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
チタン無垢バンドですが切れているのも修理のご依頼です。
ただピンが抜けただけでは無く錆びて大きな引く力が掛かって錆びたバネ棒がスッパリ!カットされて残っています。この状況は9割は修理不可。かといってメーカーでベルト交換となると5万円くらいは必用か?
外れた横のコマもサビが浮き出ていますが次はここがはじけ飛ぶか?
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
ラグ部のネジは洗浄して綺麗になりました。
汚れもチェックします。
これがムーブメントで。
金属のスペーサーにもサビが浮いていますね・・・。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたが洗浄のみでは無く研磨もしないとここまでにはなりません。
ケースのみ綺麗にでもおかしいですからベルトも研磨&洗浄。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していきます。
プラスチックパッキンも裏蓋に戻して閉めます。
錆びたバネ棒は2時間掛かりで抜きました。
この細いバネ棒が無いと今までの苦労が水の泡。20分探してなんとかベルトに通る物発見。
ハイ、電池交換メンテナンス完了です。