時計の電池交換/OMEGA Seamaster 1438
2013.8.30お預かりのOMEGA Seamaster 1438ガラスの曇り取りのご依頼です。
ですが・・・曇っていない??腕に付ければ曇るのか?強いて言えば文字盤に
ストーン柄の様なシミが出来ている。これはこれでそういうデザインにも見えますが。
ご依頼が「ガラスの曇り取り」である以上は作業をしても変化が無ければご納得頂けない。
そこで「返却のお連絡」ですが、翌日にでは普通に電池交換&洗浄3.000円コースで。というご依頼です。
でもご依頼は状態が「正常動作」で「ガラスの曇り取り」のみでしたが・・・
と翌日に見ると止まっておりました。これは単なる偶然か?
ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックルはダブルロック。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。預かりした日の「夜中の2:40分」で止まっておりました。カレンダーも切り替わっており到着した日に止まった感じですからタイミングが良い。
文字盤のシミが気になりますが、文字盤は触らない事が基本。
黒い物の上に置いても曇りは感じられず。ただ綿棒の滑りが悪く湿気た痕跡はありですか。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。ただ洗浄で目盛リングが外れました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
外れた目盛リングを接着します。
元からですがガラスもスッキリ!
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。