時計の電池交換/Seamaster 1438
2014.7.28お預かりのSeamaster 1438電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
ベルト調整もご依頼で「TAG HEUERが丁度で、オメガは少しキツイ」という事ですが。
写真の様に私のゲージでは両方、同じサイズ。
ただ「少しキツイので余りコマ”1コマ”足して」写真の半コマ分を外すというご依頼です。
ところが実際に外して格闘しましたが、写真でも分かるようにコマのジョンにと部分のカーブが違っておりコマ同士が合わせることが出来ない。
となると半コマ外さなくても微調整位置の移動で対応出来ないか?
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。この太いパッキンの代用品は持っていない。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
さて「1コマ足して」微調整位置を動かすとバックルが閉じない構造。
こうなります。
結局は「1コマ足し」で使って頂くしかありません。