時計の電池交換/OMEGA Seamaster1538

2013.7.25お預かりのOMEGA Seamaster1538電池交換メンテナンスです。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

裏蓋はスクリューバックですが微動だにしない。内部はかなりサビが回っているか?

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っていますが・・・綺麗。
あの裏蓋の堅さは何だったのだ?

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ラグ部のバネ棒が片方しか外れません。コマのピンが錆びているのか全体的にコマの動きが堅く。これでは装着感が悪いでしょう。

ベルトごと洗浄したいですが、片方ケースから離せない。ケースごとの洗浄は出来ないのです。というのも、このタイプ「過去に2度も色落ちで弁償」しており、触るのがトラウマのモデルですが。よって「このモデルは洗浄は1分のみ」と決めております。
ところがバンドが外せない、でも洗浄の必要性は大いにあり。では非常に困る訳です。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ました。その1分の洗浄のみでバネ棒が動いてくれて外せました。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

バックルも洗浄して綺麗になりました。コマのなめらかさは、かなり改善されましたが完全には修復は不可でした。ピンを交換すれば良いですが錆びて抜けません。

バネ棒も洗浄して綺麗になりましたが、動きが悪くラグ部に滑り込んでくれませんから交換します。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

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