時計の電池交換/CYMA 604
2012年10月1日お預かりのCIMA 604電池交換メンテナンスです。ケースと一体型のブレスでねじれがあり。添付されてきた写真を見た限りではお断りしましたが「一か八かでOK」という事で洗浄してみます。その前にこの文字盤のシミからかなりの湿気が入って乾いておりますが動くのか?
一体型ブレスにスライドバックル。
裏蓋の裏側もチェックしますがホコリが。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
この文字盤だけみたら99%動かないだろうと。
電池格納部をチェックします。先に電池を入れて動作確認ですが何と動いた!!
巻芯の根本が錆びておりますが引いたら「ポロリ」と折れる可能性も大。「予算5.000円」ではここで返却ですが15.000円の予算があるので先に進めます。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが、かなりサビが回っております。
洗浄でどこまで落ちるか。
ブレスのメッシュの隙間にも汚れがビッシリ、こういう汚れは洗浄しか綺麗にはならない。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。パッキンは硬化しておりますので交換が必用でした。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ブレスのメッシュも綺麗に。洗浄でメッキが剥がれないか心配でしたが無事で一安心。
問題はこのスライドバックル。
修整不可というくらいの歪み。
「何とか留まればOK」程度しか直せませんが。と書くと真面目に作業していない様ですがバックルだけで20分くらいの作業です。
何とかバックルも留まって電池交換メンテナンスです。