時計の電池交換/RADO DIASTAR
2014.1.23お預かりのRADO DIASTAR電池交換メンテナンスです。
ステンレス板巻きバンドにブレスバックル。
問題は「バックル修理」。まさかこいう状態とは分かるヨシも無く引き受けましたが。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
ネジも洗浄して綺麗になりました。
都合でブレスを交換して貰っても良いという事ですが、塗料かなにかで埋まっている。
裏蓋を開けて驚きなのは、この青いゴム。これがスペーサーの役目を果たしている。
これがムーブメントですがスカスカ。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に・・・なっていないですね(^_^;)
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。湿気が入って文字盤の塗料が浮いたようにも見えます。
軽く拭いてみましたが、この辺りで。無理すると塗料が剥がれます。
ケースの内側もチェックします。ガラスの「RADO」の文字はガラスのプレートを貼り付けてあります。
ブレスは外したいところですがバネ棒が全く伸縮しません。洗浄で動くようになるでしょうか?
問題はこのバックル。これを修理というは無理ですが、バックルとしても「部品の取り寄せも不可」。取り寄せる環境にあっても年代的にメーカーが在庫期限を過ぎているでしょう。
ブレスが外れない以上はバックルのみ交換するしかありません。
ガラ箱を漁ること1時間。幅の合うセイコールーセントのバックルが合いました。本来は金色ですが、このさい色がデザインはどうでも良い。
片方は元の金色、交換側は銀色ですが目立たないから良いでしょう。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ムーブメント取り出しで文字盤が乾燥したところで再度、拭いて。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池交換メンテナンス&バックル修理完了です。