時計の電池交換/Reymond Weil5775

2014.2.20お預かりのReymond Weil5775電池交換メンテナンスです。
ご自分で電池交換したら留め金具が壊れたので見積もりというご依頼です。

この写真が申込時に添付頂いたものですが、壊れているようには見えず。
「5.000円まで」というご依頼ですが、お客様は電池が固定出来るように直す為の見積もりという意味でしょう。それで動けば「電池交換&洗浄3.000円コース」+1.000円程度ですが。

こちらとしては、電池交換で動かない場合は分解修理になりますから
「5.000円まで」では不動の場合は返却となるので「レターパック350の封筒を同梱」を御願いですか。でなければ返却の特に「350円の振り込み手数料が掛かりますから」

お約束通り封筒同梱で到着。厚紙に時計と外れた部品がテープで貼り付けてありますが。

この縦のテープですが革ベルトごと貼ってあり。剥がすときに革ベルトの塗料が剥がれる可能性があります。

SR626SWの電池が入っておりますが・・・この薄型の時計に入るか?また電池の押さえは変形しておりますが修整は可能な状態。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

遊び革の状態もチェックしますが1本がありません。また裏蓋が空いておりますから爪で開けます。

裏蓋の裏側もチェックして。パッキンは硬化してパリパリ。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。電池格納部に絶縁フィルムが無い。

電池格納部をチェクします。液漏れの跡ですが動くのか。

歯車に粉が及んでおりマイナス端子が歪んでいる。少し分解することになりましたが
何とか動くようには出来ました。翌日、止まっていたら「要・分解修理」ですか。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプの写真は撮り忘れ。ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

パッキンは交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻し

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。翌日も問題無く動いており発送となりました。発送先は関西ですから問題無いでしょうが、関東なら気温が違いますから止まるかも知れません。そいう状態ではありますが要・分解修理の状態ではあります。

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