時計の電池交換/ZENITH 59 7000 333
2012年11月1日お預かりのZENITH 59 7000 333電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
裏蓋は4本ネジで留まっていて。竜頭が押し込めないという事ですが。
汚れやサビが詰まっているだけにも見えますが。
まずはバンドを外しますがかなり特殊なラグ部。既製には交換が出来ないタイプですが。
それにしてもサビが凄い。
裏蓋の裏側もチェックしますがパッキンが無い?
と思ったらサビに埋もれておりました。この状態でメーカーへ送れば「ブレス交換」「分解修理」「竜頭交換」だけでも8万くらいか。というか「修理対象外」で返却パターンかも?
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
サビが回っておりますね・・・。
竜頭からでは無く裏蓋パッキンがボロボロでしたから、そのせいでしょう。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋はワイヤーブラシで削って洗浄でもこれが限界。
パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。
ラグ部も洗浄して綺麗になりました。
ブレスのサビで緑色になったいた汚れは綺麗に。
ただ竜頭。これは汚れのせいでは無く”ネジ込み”のネジを食い違わせてなめておりますから「竜頭パイプ&竜頭交換」ですがパーツがありませんから、このまま非防水で使って頂きましょう。問題無く動きましたし不具合がでてもムーブメントは分解修理可能。それよりも洗浄でぱっと見は新品みたいになりましたが、作業した私が驚いた次第。