時計の電池交換/SECTOR OCEAN MASTER
2015.7.19お預かりのSECTOR OCEAN MASTER電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。この微調整位置のバネ棒が伸縮しません。
よって反対側のバネ棒を外してベルトを開き、ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
弓環の汚れもチェックします。
ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
スペーサーを外して。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたが・・・何と。オレンジの色が吹っ飛んだ。
綺麗にはなりましたが。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になりましたが。
回転ベゼルの目盛リングが問題。
「目盛リングは、こちらの時計と同じ構造で」オレンジの部分だけ
アルミの板で接着剤で留まっており。
洗浄後は外れおりましたが乾燥させている間に貼り付きました。
ゼロ位置合わせを行って。
弓環まで接着剤補強
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了ですが、
回転ベゼルのパーツを入手出来るか探してみるしかありません。
「結果:交換パーツは見つからず”リダン”」となりました。
ポリッシュでつや出しというご希望もありましたが
素材がプラスチックなので、そうもいかず。
結果リダンで目盛り&数字は無し。
目盛りを入れるとなれば水平が若干ずれるだけで安っぽくなり。
フォントの再現はかなりの高額になりますから。
丁度、六角のダミー・ネジがありポイントになっており。
べた塗りしても極端に安っぽくならないと判断です。
この程度なら、こちらで弁償も可能な範囲。
ただ、もうこのモデルの時計を受付ることはありません。
というかセクターというブランドを触るのが怖いです。
結果、お盆休みも挟みましたが一ヶ月のお預かりとなりご迷惑お掛けしました。