時計の電池交換/TISSOT T362/462K クロノグラフ
2013.4.4お預かりのTISSOT T362/462K クロノグラフ電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。
エクステンション部分も綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
ラグ部の汚れもチェックします。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
電池格納部をチェクします。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
巻芯がかなり錆びております。抜くときもパッキンが溶けて竜頭パイプに粘着し外れませんでしたから「竜頭の防水機能」はかなり落ちております。
巻芯がこの状態ですから、おそらくムーブメントの内部もかなり錆びた粉が回っているでしょう。ただこのムーブメント、分解出来ません。よって、そろっと使うしかありません。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。時間を合わせてゼロ位置合わせですがプッシュボタンが片方効きません。
再度、ムーブメント取り出し。効かないプッシュボタンは裏側のストッパーバネまでが錆びて見る影もありません。プッシュボタンのシャフトがサビで固着しているのみ。
「ベルト調整ピンが抜ける」という事で、突いてみると5本が簡単に抜けますので交換。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。