時計の電池交換/TISSOT T675 クロノグラフ
2016.3.17お預かりのTISSOT T675 クロノグラフ電池交換メンテナンスです。
竜頭とプッシュボタンの動きをチェックして。
チタン無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。というか汚れは無い。
ベルト調整「3コマ外す」というご依頼ですがコマに「↑」が無い。
サイドから見た感じ「Cリングピン」ですね。
3コマ外します。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
開け口はありませんが格闘の跡が。プラスチック・パッキンの様ですからそんなに力は要らない訳ですが。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
余りに綺麗過ぎますが、動かしてなかった感じで動作確認しても不動。
強制運針器に掛けてもピクピクするだけなので。
秒針とクロノグラフを針に触れて送ってやります。
裏蓋ネジは洗浄して綺麗になりました。
パッキンを装着します。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ゼロ位置合わせと思えばクロノグラフの針が不動。再度、ムーブメント取り出しで針を送ってやれば動き出します。でもケースに戻せばまた止まる。
そこで一晩、ムーブメント取り出しのまま秒針もクロノグラフも運針させます。
翌朝、問題無く動いており試運転は完了とケースに戻すと秒針は動いておりますが
クロノグラフはピクピクするのみ。これは「要・分解修理」の状態ですが
予算を超えますので時計が動けばOKとします。
時間を合わせて電池交換メンテナンス&ベルト調整完了です。