電池交換ついでの修理事例/MR-Gの窓枠の汚れ

数字が出ている液晶の回り。「白い枠に黒いサビのようなもの」が目立ちます。
2011年10月にMR-Gの窓枠の汚れがとれないか?という問い合わせがありまして本来は部品交換しか手立ては無く、お断りですが。そういえば以前にお客様が不要ということでジャンク品で頂いたMR-Gがあったぞ・・・・?とお断りの前にジャンク品で実験してみる事に。

今回はムーブメントはどうでも良いとして。

このグレーのプラスチック板を取り出す必用がありますが今までは行った事が無い。

裏側からは取り出せないので先ずはガラスを外すしかありません。防水機能うんぬんを気にしたら出来ない作業ではありますが。

取り出すことは出来ました。薄い茶色、キラキラ光る部分に白い枠の部分がはめ込まれた様に見えますが。

塗装の仕方でそう見えているだけですから枠のみを取り外しは出来ない。

横から見ればキラキラ光る板に下から貼り合わせてあります。横からも黒い物が染み出ておりますが、これは「接着剤」ですね。

ガラス越しに見るとサビにもカビにも見えましたがカビがある訳が無く、かといってプラスチックが錆びるか?とも不思議ではありました。

接着剤なら削り落とせば良いのではないか?とドライバーで削って行きます。

意外に簡単には取れますが粘着質は残っておりますのでポロポロとはいかない。大まかに取って綿棒にエタノールで拭き取り。

黒い物は除去する事が出来ました。これでも厳密に言えばまだ黒い細いラインが枠に沿って残っております。エタノールで擦りすぎてキラキラの部分が消えるのもマズイですから過激な事は出来ません。これなどもキズミでチェックする方に掛かれば「キチンんと拭き取れていない」となるでしょう。

最初っから「交換しか手立ては無い」と断っておけばトラブルも無い。それではサイト受付の電池交換も同じになってしまう。他店と同じで「トラブルの危険があるものはお断り」それが一番無難ではありますは。説明も無ければ断られる理由が分からない。

ハイ、ケースに組み込めば気にならなくなりました。以前お客様から頂いたジャンク品がこんなところで役立つとは、有り難いかぎり。この症状、意外に多いかも知れませんね。

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