時計の電池交換/G-SHOCK DW9902/2016
2010年12月お預かりのG-SHOCK DW9902/2016電池交換メンテナンスです。しかしプッシュボタンが全て押し込めないですがサビか?
こういった箇所の汚れは洗浄で綺麗になります。
遊革の状態もチェックします。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない。ところが加水分解が始まっていて以前に外した時の亀裂がボタンの上に。これバネ棒を外すだけでもベゼルカバーに力が掛かりますから作業は中止と思いましたが。
バネ棒では無くサイドからネジ止め。これならベゼルカバーに負担を掛けずに外せるか?
ラグ部のネジは洗浄して綺麗になりました。
ラグ部の汚れもチェックします。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
でもベゼルカバーは外しただけでこの状態。
洗浄したらバラバラですから汚れも拭かずにそっと置いておきます。
汚れもチェックします。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
裏蓋を閉め竜頭を戻して簡易防水テストがてらの洗浄で綺麗になりました。
何故かプッシュボタンが歪んでいますね・・・それも全て。それでプッシュボタンがストロークしないのですが。
外してみますが錆びてもいない。つまりプッシュボタンが曲がっていたのは誰かムーブメントを取り出しています。そして戻すときにプッシュボタンとムーブメント側の位置合わせずにプッシュボタンの上にムーブメントを乗った状態で強引にスクリューバックで締め付けたが為に曲がった様です。ついでに4つのプッシュボタン全てを直しておきましたが大変な作業になりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していきます。
表示確認してボタン操作で確認音をチェックしてELライト点灯確認。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。