時計の電池交換/G-SHOCK DW520/540

2013.9.7お預かりのG-SHOCK DW520/540電池交換メンテナンス&修理でご依頼です。

2本届いたのは1本は「部品取り用」。黄色い方がメインです。

何故、部品取りかと言えば「メーカーへ依頼しても”交換部品無し”という理由で返却された」と言う事で。では「交換部品を用意すれば修理可能か?」という発想は理解しやすい。

裏蓋は4本ネジで留まっていて右が裏蓋記載。

ベルトは外して。洗浄もご依頼ですがラグ部もベルトも汚れは無く。

裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。

これがムーブメントで。

電池格納部をチェクして電池を入れて動作確認。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

問題無く表示し時間を合わせも可能。となると「何故、修理が不可?」修理する前に壊れていないでは無いか?メーカーは裏蓋を開け口さえもしなかった?そういうご質問が来ます。

これ元々「電池交換のみで動く状態」です。では何故修理不可となるのか。
それは電池交換の後に「純正パッキン・液晶不良・プッシュボタン不良・最悪はムーブメント交換」といった事が出来るか?。

つまり古い時計であるにも関わらず「万が一の時に交換パーツが有るのか?」それだけの理由です。製造予定も無く、在庫が無くなれば「修理どころか電池交換も対応しない」というのがCASIOの対応方針です。(メーカーとしては責任を考えると当然の対応でしょう)

よって私が電池交換して問題無く動いておりますから費用は頂くことになります。でも、後に何かあっても修理対応は出来ないという無責任な受付となります。

また「何故、洗浄できないのですか」というご質問も有り。
古いG-SHOCKですが、まだ加水分解の心配は無さそうです。洗浄しても問題はありません。
ただ、洗浄したがゆえに加水分解が加速されます。それでも現状が見るに堪えない汚れがあれば”洗浄すれば喜ばれます”。でも現状、洗浄しても見栄えは変わらず。
「洗浄してくれたのか?」と思われても不思議ではない状態です。
つまり「洗浄しても変色までは落ちませんから」。
経年劣化があり、おそらく洗浄すれば表面は白く濁るでしょう。油分が抜けるからですが。
そして大事に保存されたら1年後に取り出したら「加水分解でバラバラだった」という事になります。

余談

カシオは我々、昭和の年代は「電卓メーカー」と思っておりますが。
時計メーカーの様に細かいパーツの開発・加工・組み立てという歴史がありません。
(といってもベゼル・カバーの細かいパーツの組み立てには技術力を感じますが。私が言う細かいパーツとは5mm以下くらいの世界です。)
よって修理に細かいパーツの交換は無く「ユニットで交換」となっているものと?。
私の想像ですが、私がサイトで良く言うところの「ムーブメント取り出し状態」
あの「状態ごと、丸ごと入替」が修理となっていると思います。5mm以下のパーツの交換という様な手間の掛かる事はせず。「交換パーツの在庫無しの為、扱い対象外品」となっているものと。

「上記、結構多いご質問」であります。
そのたびに、長い解説書きをメールでタイピングも出来ませんから、
解説の為の紹介ページとさせて頂くために長文となりました。

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