時計の電池交換/G-SHOCK DW5900/914 ガラスの曇り
2015.9.29お預かりのG-SHOCK DW5900/914 電池交換メンテナンスです。
「ガラスの曇り取り」と「アラームが小さい」というご依頼です。
ベゼル・カバーは無い状態で到着。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
プッシュボタンが押しにくい状態ですが、全てのプッシュボタンが歪んでおりますからベゼル・カバーを取り外す時に引っかけたか。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。かろうじて防水が効いておりますが電池交換後は期待出来ないでしょう。
裏蓋ネジも洗浄します。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックします。
ガラスと文字盤を取り外し。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
ケースの内側もチェックして。
片方はバネ棒が錆びて居るのか伸縮しませんから外せません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ベルトの汚れは綺麗になりましたが、バネ棒は相変わらずで外れない状態。
ケースに対してプッシュボタンの平行が取れていない事が分かります。
横から見ても同じ事、こうなるとよくプッシュボタンが折れなかった事かと。
こういう状態では修正に戻した時に折れても仕方がありません。
先ずは文字盤を装着。
次にパッキンとガラスを装着。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
このムーブメントの金属部分が、かなり歪んでおり。
アラームは修正どころか、修正したプッシュボタンがレバーに接触
するように修正するだけも大変。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
裏蓋や裏蓋ネジは洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗に。
曇りも取れてスッキリですが、アラームが修正不可です。
ベルトの汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。