時計の電池交換/DW5900/914

2015.5.16お預かりのDW5900/914電池交換メンテナンスです。
電池交換は不要で洗浄だけのご依頼ですが到着するまで状態は分からない。

「ガラスの曇り取りと、文字盤拭き」がご依頼です。ガラスとケースの隙間をみると、まるで違うモデルのガラスが入って居るようにもみえ。
隙間が均一ではありません。

また黒い文字盤ですが、ガラスと接触して白くなった箇所とそうでは無い箇所。
つまりは文字盤が反っている可能性があります。

そこで「ガラスの痛みが激しく脱着で亀裂が入る可能性大。
また文字盤の変形も激しく、ガラスで押さえつけて
平らに見える状態ですから、外したら戻せなくなる可能性大。」
よって触れませんから返却となります。
今回は、ご期待に添えなくて申し訳ございません。」とお断りするしかありませんが
作業のリスクをご了解頂いたので進めます。

こちらハラハラ・ドキドキで作業してあとから
「残念です」と簡単に言われるのも嫌なので断る訳ですが。

壊れた場合は戻せませんから、そのままでゴメンナサイで
返却でよろしけれ作業をする事は可能です。

これで了解をいただければ。やってみるか!という気分になれます。

裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。

これがムーブメントですが湿気てツヤが無い。電池交換は不要ですから触らない分でもあります。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

こちらは液晶側。

ケースの内側もチェックします。この状態では文字盤の変形は感じません。
ただガラスに挟まれて平らになっているだけの可能性もあり。

ガラスを外します。

文字盤はベトベトして粘着質のものが指にまとわりつきます。

ネジは洗浄します。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

文字盤は拭ける範囲で汚れを変色部分の拭き取り。
やり過ぎると文字盤の文字が消えますから神経を使います。

ガラスも洗浄して綺麗になりケースに戻します。

ムーブメントを戻して。

裏蓋やネジも洗浄して綺麗になりました。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

表示確認。なにも触っていないのに表示が消えた。何てことも起こり得るのです。

ブレスも洗浄して綺麗になりました。

バンドを取り付けメンテナンスのみ完了です。
ベゼル・カバーは元々装着されておらず、これでOKです。

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