時計の電池交換/G-SHOCK DW6300/1084
2013.5.16お預かりのG-SHOCK DW6300/1084電池交換メンテナンスです。
既に紹介の電池交換メンテナンスですが
「到着、即。ガラスが裏向きです」ということで再送頂きました。
ガラスの曇り取りもご依頼ですが、それよりベゼルカバーの加水分解が心配。
遊び革の状態もチェックします。ベルトは色違いに交換されているようです。
外したいところですがラグ部のサビが凄くてバネ棒が片方伸縮しません。
ベルトは片方だけ外して作業を進めます。ベゼルカバーの取り外しは恐る恐る。
でも亀裂が入りましたから洗浄するのが怖い。汚れは拭くだけにすか迷います。
でも「割れたら責任?」なんて考えたら返却するしかない状態ですから進みます。
ベゼルカバーのネジは洗浄して綺麗になりました。
ベゼルカバーを外してみますが、バネ棒は”外から突けるタイプ”では無いですからこのまま洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント全体的に湿気た痕跡。
作業を進める前に電池格納部をチェクして、電池を入れて動作確認。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックします。
ガラスは外して洗浄します。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
文字盤を戻して次にガラス用のプラスチックパッキンを装着。
このプラスチックパッキン外すと戻すのは厄介ですから、むやみに外すさない事ですね。
綺麗になったガラスを装着。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
さて、亀裂が入ったベゼルカバーを取り付けますが”真っ二つ!”に割れたら諦めて頂くしかありません。
完全に亀裂が突き抜けており、かなり危険。
何とか装着完了。ベゼルカバーは普通プロテクターの役目もしますが衝撃があると、真っ二つに割れるでしょう。
そして「到着いたしました。」メールには「ガラスの裏表が逆です」と。
確かに逆ですね^^;。作業しながら割れそうなベゼルカバーを如何に
割らずに装着するか・・・・??と考えながら作業していたらミスってました。
おまけに「MODE」とかの文字の位置もずれている。
まずは外して・・・おや?グリーンのラインが消されておりますね・・・。
これはこれで「文字が透かし状態になって」渋みが出ております。
グリーン系のベゼルカバーがあってこそ、ガラスの文字もグリーンで同系色。
ベゼルカバーを外して金属むき出しになれば透かし文字もメタル感が出てお似合いですか。
ちなみに2013.5現在「G-SHOCK DW6300 ベゼルカバー」で検索すると
なんとオークションで3点のみの出品。
そして価格「15.000円」ですか、凄い相場ですね。