時計の電池交換/G-SHOCK DW8200/1294
2011年4月お預かりのG-SHOCK DW8200/1294電池交換メンテナンスです。
遊革の状態もチェックします。
ベルトとがスクリューバックを覆っておりますので外す必用があるのですが・・。
バネ棒が錆びて動きません。
歯科がないですから先にベゼルカバーを外します。
ベゼルカバーのネジは洗浄して綺麗になりました。
凄い汚れですが。
穴が二つ見えないといけませんが、片方はバネ棒の穴さえ埋まっておりますからおおよその見当でバネ棒を突くと言うか叩き抜きます。
何とか外す事が出来ました。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント取り出し。
こちら液晶側。
ケースの内側もチェックします。
裏蓋を閉め簡易防水テストがてらの洗浄。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。
外したパーツを戻していきます。
ベゼルカバーも洗浄して綺麗になりました。
バネ棒は錆びて使い物になりませんから交換することに。
セイコーダイバー用の太い物がピッタシ合います。
ベルトを取付、時間を合わせてと思ったらプッシュボタンが動かない。そういえばプッシュボタン修理のご依頼もありました。喪中で仕事が溜まっていたので作業を進める事を優先しており忘れておりましたが、もう一度ムーブメント取り出しでプッシュボタンをチェックします。
動かないプッシュボタンを裏側からチェックしますと。ボタンがパイプの中で錆び付いた最悪のパターン。まずは抜くことが出来るのか?
片方は抜けましたが、1本は抜くと同時に折れました。折れ込んだ物もケースに残って穴が貫通しておりません。
もう片方は折れずに抜けてケース側にも穴が空いております。ただ抜けてもこのプッシュボタンも使い物にはなりません。
片方はプッシュボタンの先端が見えておりますが頭だけが抜けた状態。これはプッシュボタンを交換するしか方法がありません。ただ純正パーツの入手は不可。まして年数が経っております。そこでご依頼内容を確認すると「10.000円」までならOKということでオークションでジャンク品の物色をしてみる事に。(メーカーから純正パーツは入手不可です)
4日目に偶然、このタイプのジャンクを見つけ2700円で落札出来ましたのでプッシュボタンのみ、再利用。ただ若干太さが違うのでドリルでケースを削りましたから防水機能はどうなったか分かりません。
プッシュボタン2つは交換して、とにかくは4つともに普通に使える様になりました。
表示確認してボタン操作で確認音をチェックしてELライト点灯確認。
この写真のプッシュボタンが長いタイプはジャンクでも出て来なくなりました。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。もう非防水ウォッチで使うくらいの気持ちでないとハードに使って浸水で内部が錆びた場合、もう交換するパーツがありません。