時計の電池交換/G-SHOCK DW8200/1294
2009年11月お預かりのG-SHOCK DW8200/1294電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
遊革の状態もチェックします。
裏蓋にベルトが被さっていますから外します。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
ネジも洗浄します。
加水分解が始まっていますね・・ひび割れが。おそらく外すと割れると思います。
やはり割れました。
カバーを外さないと見えませんがプッシュボタンが錆び付いている。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント取り出し。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケース内部をチェックします。
プッシュボタンは内側から見ても錆びていますね・・。
ケースの洗浄は終わってツヤが・・・チタンは汚れは落ちてもツヤは出ませんね。
内部もチェックして。
プッシュボタンは外すしかありません。
プッシュボタンのケースから表側は銀色ですが。
内側部分はご覧の通り。
当然ケース側もこの通り。
洗浄してもこれが限界。
ケースは穴が空いた状態になるので洗浄は出来ませんから拭き取るのみ。
プッシュボタンもプラス手作業でサビ落とし。
スプリングを戻します。
ムーブメント側のプッシュボタンが当たるレバーまでが錆びています。
上から見て驚き。青い線と平行にレバーがありますが。下側は折れて無い??何処へいった。
これはもうこのボタンは使用不可で使うしかありません。こういった箇所のみのパーツは無いでしょう。
おっと・・・ガラスの裏側に錆びて折れた部分が挟まっているでは。
修復のしようが無い。それどころか何処かに当たってショートさせてもいけないので除去ですね。
サビを落としたプッシュボタンの動きをチェックします。
プッシュボタンでレバーが押された事がわかりますか。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していきます。
モードボタンが効くかチェックします。
ストップウォッチになって。
アラームモードになって。
ELライト点灯確認。
ベゼルカバーを取り付けて。
でも割れた所は接着剤補強。
ベルトも洗浄して綺麗になりました。
ネジも洗浄して綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。メーカーでは間違いなく「修理対象外・交換部品無し」で返却となるのは仕方がない。