時計の電池交換/G-SHOCK DW9900WC/2016 クリア
2013.7.31お預かりのG-SHOCK DW9900WC/2016 クリア電池交換メンテナンスです。
「交換用のベゼル・カバー&ベルトの同梱宜しくお願いいたします。」と。
伝えてあったので一緒に到着いたしました。
「できる限り元のクリアを使用」というご依頼もあります。
触った感じ、加水分解は問題ない様です。弾力が十分ですから。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部のネジも洗浄します。ラグ部は綺麗ですから清掃されてありますね。
ご依頼はそれよりも「ベゼル・カバーの茶色い変色」。
これは殆どの場合、サビが染みこんで変色しているので洗浄で落ちることはありません。
ベルトの汚れもチェックします。プッシュボタンの錆びも、チェックします。
ベゼル・カバーを外してみれば、まだウレタンに染みこんでおりませんね・・・。
これも珍しい、かといって拭き取るだけでは茶色い変色は取れず。
サビはシリコンバフで削り取ります。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックします。裏蓋を閉め洗浄レベルでの水漏れは無いかチェックします。
ベルトのサビが落ちませんが金属のパーツを外さない限り綺麗にはなりませんが外れません。
そこで楊枝を差し込んで隙間を作って洗浄。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
表示確認してELライト点灯確認。
シリコンバフが効いて洗浄して綺麗になりました。
ベルトの隙間に入り込んだ錆びもこの様に。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。結局、同梱のベゼル・カバーは使用せずご希望の通り「元のカラー」で返送が出来ました。
サビが、こんなに綺麗に落ちることは珍しい事ですから。
これを見て「同じように宜しく」と言われても困りますからご注意ください。