時計の電池交換/G-SHOCK MRG 110/1569
2014.2.27お預かりのG-SHOCK MRG 110/1569電池交換メンテナンスです。
ベゼル・カバーの上下が逆に取付られております。
電池交換よりも液晶の白い枠周辺の黒い「接着剤の除去」がご依頼です。
過去の受付事例から、現在では基本「お断りしている内容」です。
「「NC・NRで弁償は求めません」という事で、受付可能になります。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整位置をチェックします。
ラグ部のCリングピンとベゼル・カバーのネジ。
洗浄して綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。ご依頼の接着剤除去は白いプラスチックの前面ですか取り外す必要があります。
ベゼル・カバーを外して裏側からプラスチック文字盤とガラスを外します。
接着剤の除去は完了です。これが何故「受付不可か?」というと除去しても半年〜1年で
再度、にじみ出てくる事もあるようです。
それに対しクレーム対応を求められた例が一つ。
削り取りますが粘着質のキツイ接着剤なので、工具が滑りやすく
グレー(シルバー)の部分にキズが付きます。これも弁償を求められましたが。
部品の入手も無くオークション調達ですから手間と費用が掛かります。
現在では何を言われようが「対応は不可」ですから諦めて頂くしかありません。
またガラスは白いプラスチック・パッキンですが外した時に伸びていれば
ガラスを戻す事も出来ず「外れたまま返却になります」。
責任も何も、手立てがありません。
どうにでもなれ!って気持ちで掛からないと。責任など考えたら出来ない作業です。
外したパーツを戻していき。電池交換もご依頼ですが、もう電池の在庫が無い。
年に1個か2個、でるだけの需要しか無い種類。そこで今回は動いておりますから電池交換は無しです。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
裏蓋カバーやベゼル・カバーも洗浄して綺麗になりました。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になったところで。
バンドを取り付け作業完了です。