時計の電池交換/G-SHOCK MRG 120T/1739
2011年4月お預かりのG-SHOCK MRG 120T/1739電池交換メンテナンスです。
チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。プッシュバックルの交換もご依頼ですが交換パーツの入手は不可。よって何とか直すしかありません。
微調整部分の位置をチェックしておきます。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋のプロテクターを外します。
パッキンが捻れているというか潰れていますね。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
スペーサーや絶縁フィルムも外します。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ガラスの内側に目盛があるので裏蓋を閉めて洗浄ですが、パッキンがこの状態では交換するしか無いでしょう。
パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。
ラグ部のCリングピンは二重構造。
裏蓋を閉め簡易防水テストがてらの洗浄。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していきます。
電池を入れて動作確認。再度、パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
裏蓋を閉めます。
噛み合わせは直せてもプッシュバックルの爪を留める側が広がっている。バネが伸びている為ですが、このバックルは分解出来ない。よって爪を広げて対応ですが、閉める時にはバックルを指で押さず、プッシュボタンを押さえながらパチン!と音はたてず「そぉ〜っと」閉めて対応頂きましょうか。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。この時計のジャンクでもあればオークションで落札頂いてバックルのみ交換しか手立てがありません。