時計の電池交換/CASIO G-SHOCK MRG121T/1789
2015.9.26お預かりのCASIO G-SHOCK MRG121T/1789電池交換メンテナンスです。
チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。余りコマも同梱でベルト調整「1コマ足し」もご依頼ですが、割りピンが無い。このタイプ、割りピンの太さが特殊でもう入手が出来ない為に、在庫がある長さのみ交換可能。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
プロテクターは外して洗浄します。
1コマ足しますが割りピン無し。
忘れない様に先にベルト調整。割りピンですが下が本来の割りピン。
上が新品ですが、長さが短いものしか残っておりません。
金蔵が疲労で弾力がありません。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。
更に電池が覆っておりますから取り外しましょう。
この電池、カタカナで表記してあるのは日本製である様に見せた装飾?
これがムーブメントで。このムーブメント取り出しは可能ですが
不具合が発生すると、対応できないですから余程の汚れとか理由が無いければ
ムーブメント取り出しは行いません。
電池を入れて動作確認。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
裏蓋を閉め全体の汚れを綺麗にします。
ブレスは外して洗浄、ラグ部ピンはCリングピン。
ブレスごと洗浄します。
ラグ部の汚れもチェックして。
竜頭周りはブラッシング。
ラグ部の汚れも拭き取って。
ブレスも洗浄して綺麗になりましたが振動で、割りピンが抜けました。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。
1本抜けた箇所があったので他も工具で突いてみますと4箇所もピンの不具合。
在庫が無い範囲なので交換は出来ず。割りピンを広げてくびれを大きくして摩擦を大きくしますが、交換するより数倍の手間が掛かります。強度は新品交換ほどではありませんが。
ブレスの反対側も4箇所。もうこの太さの割りピンが入手出来ず
そろそろ、このモデル自体が受付不可項目になります。
コマをバラバラにして。
幅の広い部分はピンも長く。長いピンの在庫は少しはありますから交換します。
ラグ部も洗浄して綺麗になりました。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。