時計の電池交換/MRG 210T/1673
2015.1.29お預かりのMRG 210T/1673電池交換メンテナンスです。
2009年の6年前にもお預かりの腕時計。
ブレスの割りピンが抜けるというご依頼ですが、もうこの太さの割りピンが無い。
今持っている割りピンも残り僅かですが、この太さの割りピンはもう流通していない。
チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
割りピンを突いてみますが、指で押し出せる箇所が4箇所。
ただ洗浄すればもっと抜けるでしょう。
裏蓋のプロテクターも洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
こちらは液晶側。
外れる箇所は外して洗浄します。
割りピンですが、この太さは手持ちで残っているサイズのみ。左の写真が新品の割りピンですが、本来はもう2mmは長くないと充分ではない。
次に長い物は5mm 長いものしかなく。それではコマから突き出てしまう。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
プロテクターも戻して。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。「予備の割りピンを分けてください」というご依頼ですが、それは構わないとしてもサイズが揃っていない。短い物と長い物6本おわけ致しましょう。
問題は長くお使いでしかも酷使されているので堅いチタンの穴が
摩耗して大きくなっており。この太い割りピンでも効きがキツくは無い状態です。