時計の電池交換/G-SHOCK AW500/380
2015.1.16お預かりのG-SHOCK AW500/380電池交換メンテナンスです。
交換用ベゼル・カバー・ブレスはご用意できておりますか?と注意はしておりますが
「割れない様宜しくお願いいたします。」という事で。
でも表面が白くなっているのは「加水分解が進んでいる状態」
了解は頂いていないですから、返却しようか迷います。
遊び革の状態もチェックしますが有りません。これは「G-SHOCK遊環」で
昨年、調達したところ。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
プッシュボタンを取り囲んだ部分が、加水分解で割れて欠けております。
この状態ではベゼル・カバーを外した時点で「真っ二つ」なんて事は避けようも無い。
時間を掛けて割れない様に外しましたが、もう割れたも同然です。
ベゼル・カバーに隠れた部分は汚れが溜まっております。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
ベゼル・カバーのネジも洗浄します。1本折れて先が無い事が分かりますが
これは後で接着剤で付けます。飾りとなりますね。
さて古い時計なので洗浄の前に「動作確認」ですが、電池が液漏れ状態。
これでは動かないでしょう。
電池格納部をチェクしますが粉だらけ。ただサビは無く全体に綺麗ですから動きました。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
裏蓋を閉め洗浄レベルでの水漏れは無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ベゼル・カバーは流石に洗浄は出来ません。このままウレタンのつや出し剤を塗るくらいです。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池交換。外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
動作やプッシュボタンには異常もなく。
ベゼル・カバーはつや出しを塗っただけ。
やたら光っておりますが、まだ乾いておりません。
すでにヒビが入っておりますが、取付はしますがその時点で割れても不思議では無い。
ネジは洗浄して綺麗になりました。
ベルトは加水分解もなく弾力も充分。
遊び革は新品を取り付けます。
ちょろ大きいですがAW500用、なんてものはありません。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ベゼル・カバーの状態からは
「まさか腕に付けるお気持ちでは無いですよね?」という状態。(^^;)