時計の電池交換/ADP800/737

2012年7月23日お預かりのADP800/737電池交換メンテナンスです。

センサー付きなのでムーブメント取り出しが出来るか?

遊革の状態もチェックします。

裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

スペーサーも取り外して。

パッキンを外して汚れを拭き取ります。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

プッシュボタンの一つが不動ということで確認。微動だにしません。

外して見ますがサビで抜けない。最悪は抜く作業時にプッシュボタンのシャフトが折れて「ゴメンサイ返却」ですが。何とか無事に抜けました。

プッシュボタンの格部も洗浄して綺麗に。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

プッシュボタンも綺麗になって。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

回転ベゼルにスミ入れも行って。
(こういう記事をみて雑貨ウォッチも同じ様に思う方が多いですが、雑貨ウォッチではスミ入れは手間が掛かり過ぎるので状態次第ですか)

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

ですが、この「3日後に止まった」とお知らせがありました。そして再度の電池交換のご依頼ですが、さすがにもうお金は掛けない方がベスト。電池交換してもまた3日。いや翌日に止まる可能性もあります。

よって一ヶ月後に再度の電池交換を頂きましたがお断りしました。まさか古いクォーツでプッシュボタンまで修理したものを「ダイバーだからと泳いだ」なんて事は無いとは思いますが。私からしたら古いクォーツは「動いたらラッキー」で鑑賞用くらいを想定して作業しております。「電池交換後は普通に使います」と言われたらお断りするしか無いでしょう。

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