時計の電池交換/ATTESAアテッサ・チタンEco Drive
ATTESAアテッサ・チタンEco Drive 電池交換メンテナンスです。Eco Driveで光に当たっても動かないと言う事で二次電池の寿命？ チタン無垢バンド、このバックルを見ればかなりのコテコテ状態であるのが分かります。かなりハードな使用ですね。おそらく洗車もシャワーも何でも付けたまま状態？
ところがワンピースケース。そう裏蓋が無い訳ですからハードな使用にも裏蓋から湿気が入り込む心配はありません。これが裏蓋記載。
先ずはベルトを外してラグ部チェック。汚れを落としてから開けて行きましょう。
裏蓋が無い訳ですから表（ベゼル）から開けます。かなり汚れていますがパッキンが効いて内部は綺麗です。
先ずは、竜頭を抜いて。竜頭の裏側をチェックします。いくら裏蓋は無いといっても竜頭がある限り湿気の侵入場所は無くせません。
竜頭パイプ周りももっと汚れていると思いましたが意外に綺麗。これが取り出した文字盤（ソーラーパネル）
これが抜け殻、ここまで汚れるとムーブメント取り出さない限りケースの掃除が出来ない訳です。ケースを綺麗に拭いて。
竜頭パイプを掃除します。竜頭パイプを綺麗にして。
ベゼルも綺麗に。これがムーブメント綺麗な状態です。この電池は私は持って居ませんから職人さんに送ります。それなら初めから開けないで、職人さんに送れば良い訳ですが、それではサイト掲載の写真が撮れない事になります。ここまでやっておけば職人さんとしても作業は半分以下になります。
ムーブメントをケースに戻して。竜頭の裏側までピッカピカ！
バックルの留まりが甘いと言う事ですが、板バネバックルですから金属疲労で全体的に歪んでますから完全修整は不可ですが、兎に角はパチン！と留まる様には出来ます。これも汚れでコテコテでしたからバンドごと洗浄機で洗わないと、この部分がまったく見えない状態でした。洗浄機で洗えばこれ1本洗って洗浄水が真っ黒(;^_^A
この爪が上の写真の溝に入る構造ですが、ケースの洗浄よりもこのバックル修理に20分費やしまして、そのまま職人さんに送って「電池交換お願いします」と。
所が・・・二次電池換えても動かないので分解掃除が必要って事で。この腕時計の修理に10.000円以上掛けるか？店での経験からは、このクラスの腕時計にそこまで掛ける人は居ません。「形見・記念品・プレゼント」で持っておられる方なら修理されますが。早速、お客様問い合わせ。当然「止めときます」と。
結果！請求額「0」。ここまでの苦労は何だったんだ・・・Oo。。(_ _))ヽ(^^ )
まぁ、サイトネタにはなったと言う事で、良しとしましょうd(^_^）