時計の電池交換/XCクロスシークロノグラフXCH38-8395

XCクロスシークロノグラフXCH38-8395

XCクロスシークロノグラフXCH38-8395電池交換メンテナンスです。殆ど未使用に見えます腕時計、こういうのをメンテナンスするのは緊張します。

ステンレス無垢バンドの三つ折れプッシュバックル。このベゼル部のキズが”バフ掛けで取れますか?”といった質問もありましたが、これは不可ですね。バフ掛けといっても表面は削る訳ですから、このキズの深さ分削るとメッキは綺麗に剥がれ落ちますね(;^_^A

裏蓋はスクリューバック。バックルのこういった所はどうしても汚れます、つまり未使用では無いということですね。

これが裏蓋記載。ラグ部もどうしても汚れてしまいますね。

先ずはベルトの取り外し。ベルト側もチェックして。

これがムーブメント。拡大するとこんな感じですね。

裏蓋の裏側にはリセットの注記があります。太いパッキンですね・・・

これで意味が分かりますか?竜頭まわりをチェックして。

竜頭の裏側チェック。これが取り出した文字盤&ムーブメント。

竜頭パイプもチェックします。プッシュボタンまわりの汚れが気になりますがケースの洗浄である程度は落ちるでしょう。

ところがムーブメントを取り出してみれば・・・目盛り板が残ります。これではケースの洗浄が出来ないわけですが、これを取り出すにはガラスごと外すしか方法は無いのです。そこまで手間は掛けられません。

何故このまま洗浄出来ないかといえば○の所に夜光が塗ってあります。水につかると変色してしまうためですね。

裏側からみればこうなりますが、○の箇所にガラスとの隙間がありますが洗浄したら洗剤でガラスが曇りますが拭き取る事が出来ない為もあります。

クロノグラフの腕時計ではこの目盛りリングがガラス側に装着されたものが多いのでケースの洗浄は出来ないです。タグ・ホイヤーのクロノグラフもこの構造のものが多いですか。

この目盛りリングに”夜光が無くガラスとの隙間が大きい”ものは洗浄出来るものもあります。

竜頭パイプ裏側もチェックします。綺麗な状態。驚きはプッシュボタンが金属の留め具では無くプラスチックになっている事です。そういう時代が来たのですね・・・裏蓋の洗浄完了。

汚れやすい部分もピッカピカ!竜頭の洗浄。

ピンぼけましたがこれがプッシュボタンの留め金具。いやプラ具ですか。これならプッシュボタンを抜くのは簡単ですからケースの洗浄は出来ませんし、プッシュボタンも洗浄しておきましょう。プッシュボタンの裏側チェック。

プッシュボタンのパイプも汚れています。ハイ、洗浄(といっても手作業)完了。

プッシュボタンのパイプもピッカピカ!反対側も綺麗になりました。

ラグ部も磨いて。ピッカピカ!

プッシュボタンも綺麗に。ムーブメントを戻して。

電池格納部をチェックします。新しい電池を入れてリセットします。

パッキンにシリコン塗布して裏蓋に戻します。クロノグラフの”0位置合わせ”。この0位置合わせは難しいですよ。

そして時間合わせですが先ずはモードも”TME”に切り替えて操作すれば。内部のモーターで針が自動で送られます。○の針を見ればぶれていますが、それだけ高速で回っているわけです。この腕時計電池交換は簡単です慣れない方は時間合わせで難儀します。もちろん取説無しでやる訳ですから。

ステンレス無垢の弓環も洗浄。バンドも洗浄でバックルも綺麗になりました。

ラグ部もピッカピカ!ハイ、電池交換メンテナンス完了です。

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