時計の電池交換/LAMER 3480-340396 K
2015.6.6お預かりのLAMER 3480-340396 K電池交換メンテナンスです。
2013年にもお預かりの腕時計。
ご近所では電池交換の前に「針が回せないので修理が必要」と言われたとかですが
この時計はモータードライブで運針させるので、
電池が無い状態では針を回すことが出来ません。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
ラグ部の腐食が凄いですが。革ベルトに溜まった湿気が、
常に触れている状態になるとこうなります。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側の汚れをチェックして。
もうメッキが剥がれており、洗浄で崩落する危険もあります。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースが金色なので収まっていると文字盤の黄ばみが分かりにくいですが
こうやって取り出してみると黄ばみが目立ちます。
つまりは湿気の侵入が凄かった事を表します。さて、動くのか?
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
崩落は免れたようですが、ソコには湿気が溜まりやすく、また浸透もしやすい。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池を入れて動作確認。そして竜頭のクリックで針がモータードライブによって
自動で走りだします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンは交換してシリコン塗布をし裏蓋に戻し
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
翌日も問題無く動いており分解修理は必要無いでしょう。