電池交換では動かなかった時計/SEIKO DIVER 6548-600A

2015.4.25お預かりのSEIKO DIVER 6548-600ASEIKO DIVER 6548-600A電池交換メンテナンスです。

遊び革の状態もチェックします。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

針やインデックスの夜光の剥がれ具合から内部の湿気が凄い。

ウレタン・バンドを外しますがダイバー用の太い物では無く。普通のバネ棒。
まして片方は真鍮のアンティークなバネ棒ですからこれはダイバーでは強度不足。

裏蓋の裏側もチェックして。

裏蓋を開けると耐磁プレートがムーブメントを覆っています。

パッキンを外して劣化具合をチェックします。

これがムーブメントで。

+端子がかなり変形しておりますね・・・。そして全体的に錆びた粉だらけ。
電池を入れても不動ですから分解修理&回路交換が必要。

巻芯の周りが特に錆びており、竜頭からの浸水です。
これは竜頭交換ですがもうパーツが無いでしょう。

巻芯がかなり錆びておりますね・・・。

撮影中に竜頭を10cm程の高さから落とすと。

竜頭パイプはご覧のサビ。

ケースの内側もチェックしますが錆びた粉がビッシリ。

目盛リングがかなりの変色ですから湿気が入ったまま放置の痕跡。
結局「返送するにも費用がかかるので」と言う事でガラ箱要りですね。

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