機械時計のメンテナンス/Speedmaster 自動巻クロノグラフ
2016.2.23お預かりのSpeedmaster 自動巻クロノグラフメンテナンスです。
化粧箱で到着。
2本届いたうちの1本。
竜頭とプッシュボタンの動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドに三つ折れバックル。
微調整位置をチェックします。この位置を一番外側に移動とご依頼ですがバネ棒が不動。
錆びていた訳ではありませんが伸縮しない。これは洗浄すれば直るでしょう。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
ラグ部の汚れやバネ棒の状態をチェックして。微調整位置のバネ棒と同じで外すのが固いです。
何とか外しましたが相当な汚れ。
ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗に。
弓環も洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「遅れる」というお知らせもありましたがむしろ、こちらでは進みの症状が。
17.000円の予算ですが自動巻クロノグラフの分解修理となると無理ですから
今回は「洗浄のみコース」として洗浄以外は無しです。