時計の電池交換/cartier2301

cartier2301-

cartier2301電池交換メンテナンスです。2本のうちの1本ですが、依頼は「ブルガリ風とカルチェ風の電池交換」でした。

このブルガリは如何にもといった雰囲気ですが、カルチェは触った感じは本物。ちょうど引っ越し間ナシで気が立って居たのもありますが、この時。「このカルチェは本物です」と答えていました。でも今、ゆっくり写真を加工しているとどう見ても本物に見えません。それだけ触った感じや重厚さは、本物そっくりな腕時計でしたから。

ガラスのカーブも雰囲気もそっくり。こういった商品はメッキの具合を見ただけで分かるものですが、見ただけでは分からない。でも今、冷静に見ただけで分かります。それだけ触ったが為に本物と思っていました。このバックルなどは触ったらまさしく本物ですよ。

ベルト調整もネジピン。裏蓋の雰囲気もカーブもそっくり。

cartier2301-ムーブメント

これがムーブメント、どうみても・・・。これを本物じゃないですか!何てメールに書いたのだから笑います。(持ち主が”風です”)って言ってるのに(;^_^A確かに裏蓋内側の仕上げは粗いです。

先ずは、竜頭を抜いて。竜頭の裏側をチェックします。

cartier2301-文字盤

文字盤もそういう目でみれば・・・。竜頭パイプもチェックします。

竜頭の裏側を掃除して。ケースとベルトは洗浄。

竜頭パイプもピッカピカ!電池格納部をチェック。

電池がかなり湿気ていましたが、問題なく動きました。裏蓋も洗浄とパッキンにシリコン塗布。

これで電池交換完了。ついでにネジも洗いました。

ベルトのピンですが、これも本物そっくり。ハイ、綺麗になりました。ふと今、思い出しましたが、そういえばこの裏蓋です。4本ネジですが、本物はポンと裏蓋を乗せればピッタシはまってネジを入れるのみ。ところが、この裏蓋は分かりやすく言えば上側の2本のネジを締めると、裏蓋の下側が1mmくらい浮いたのを思い出しました。裏蓋カーブがケース側カーブと違う。

そこでタイヤ交換の要領で対角線上に閉めていきましたが、上記の電池が湿気た写真の意味が今、わかりました。

しかし、これを本物と勘違いするとは・・・この撮影6月6日ですが、この頃はまだ平常心では無かったのですね・・・。

Cooの腕時計電池交換のカルチェと比べれば一目瞭然。

「ファッション時計2012迄」ファッション時計2012以降」 「ブランド一覧」