時計の電池交換/Cartier カルチェ フェイク品
Cartier97338 カルチェ フェイク品電池交換メンテナンスです。6本持ち込まれたうちの1本。お仕事で「家具の廃棄に行った時にタンスから出てきた腕時計6本ですが、内部の見立てがてら電池交換を宜しくお願いいたします」と持ち込まれました。
見ただけでフェイクと分かるカルチェですが、カーブガラスの仕様は本物と同じ。バックルも両開きで無垢ですから腕時計が新品ならわかりにくいでしょう。
ベルトの裏側ですが・・・この変質の仕方は・・?割ピン式と思いきやネジのピンが・・・
ラグ部はバネ棒ですから外しましょう。やはり汚れはありますから洗浄です。
この裏蓋の雰囲気を見ればフェイクである事が分かります。パッキンの状況をチェックしますが問題はありません。
これがムーブメント。SWISS PARTSとは書いてありますが。
THAILAND MOVEMENTです。 竜頭の裏側チェック。
竜頭パイプもチェックします。これが取り出した文字盤&ムーブメント。ブルーの針までがそっくり。
竜頭パイプ裏側もチェックします。竜頭の洗浄は完了。
綺麗になりましたがケースのシミは取れませんでした。ラグ部はピッカピカ!
ムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。裏蓋も洗浄して。
パッキンを戻します。裏蓋を閉めてベルトの取り付け。
ケースも磨いてツヤは出ました。ベルトの洗浄も完了。
ピンまで洗いました。ハイ、電池交換メンテナンス完了。この写真を今見て。
ガラス外れの前兆でしたね。でも洗浄して外れなかった訳ですから当面は外れないでしょう。