時計の電池交換/eternal punishment

eternal punishment

eternal punishment電池交換メンテナンスです。5本届いたうちの1本。

”動いていない事と針が外れているので修理の依頼”ですが、この写真をみても針のハカマが浅い。これではちょっとしたショックで外れる訳です。

先ずは文字盤が取り出せないと修理は出来ないのですが。裏蓋はありますから開けることは出来ますね。

判りやすい開け口、これはこじ開け工具無しでもドライバーで開きます。シンプルなムーブメント。

むむむ・・裏蓋経よりも文字盤の方が大きい・・。って事は裏からの取り出しは不可。

また、このムーブメントの穴は普通、歯車の軸受け部分がのぞいていますが、これは違います。よって注油って行為も不可。かなり薄型のクォーツでガラスは風防(プラスチック)、裏側から取り出せない以上はガラスを外すしかありませんが・・どう見ても外れる構造ではありません。

これは「ガラスにキズが付いて最悪はガラスが装着出来ない状態で返却」の可能性がありますから許可を頂いて、何とか外して針は取り付けました。

所が動いていましたが翌日には止まっていました。よく見ると針が擦れて止まっている?文字盤が浮いて下から針を押し上げていますから、文字盤を外すと”エト足”が折れました(v_v)

文字盤の微妙な変形で擦れるわけですが。折れたついでに文字盤の向きを変えて一番擦れにくい位置に合わせてもやはり止まりますから、これは返却となりました。

この文字盤の向きが。こうなってしまいました。針の取付は出来ましたが(;^_^A

どうやらこの位置で歯車が噛んでいる様ですが、さすがに分解は出来ないムーブメントですからお手上げですね。

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