時計の電池交換/klaeuse-SK015
通販ではお馴染みのklaeuse-SK015電池交換メンテナンスです。掲示板のお馴染みさんで店まで来て頂きました。良く見れば文字盤に「SILVER」と書いてありましたが、その時の会話で裏蓋の刻印を見て「これってpt?」「そうなんですよ、だからバフ掛けお願いします」って話になりまして。両者でptと思い込み(;^_^A
クリスタルフラットガラス。なになに「SWISS MOVT」の表記が。 そしてここで「STERLING 925 FINE」の文字がありますから気が付けば良かったものを、思い込んでいますから。
これを見てptと勘違いですか。これがムーブメント。ん・・・確かにスイスムーブメントですがこれはスイスムーブの廉価ムーブメント。湿気が凄いですが電池交換したら問題なく動きました。
先ずは、竜頭を抜いて。むむ、錆びています。この程度は交換しなくても洗浄すればOK。
竜頭パイプもチェックします。文字盤は綺麗な状態です。ここに「SILVER 925」と記載が。こういう時計って文字盤に「DIAMOND」とか「jewelry」などと書いてあるので真剣に見ていなかったですね。 後で指摘されて、この写真を見て気が付いたという大ボケでした。
竜頭の裏側をチェックします。裏蓋の汚れも掃除しましょう。
竜頭パイプを掃除します。ケース内側もチェック。少し錆びていますがこの程度は洗浄すれば落ちるでしょう。
バフ掛けしたら熱でガラスが外れました(;^_^A。シルバーですから熱の伝導率が良過ぎます。でも、よく見ると接着剤が黄色くなっていますから「ガラス外れの前兆」だったようです。
乾燥した接着剤を削り落とします。こちらがガラスの表側。
バフ掛けでキズは取れましたがptと思いこんでますから高速でシルバーをバフ掛けするとこうなります。こういった所はバフ掛けしても凹んだ部分は綺麗にならないですか。
ケース内側は洗浄すれば綺麗になります。ガラスを接着します、この状態で1日置きます。
竜頭も洗浄機で洗いますがこれが限界。サビは問題無いレベルまで落ちました。
ハイ、完了。一見は綺麗に見えるのですが。これが横ら見た所ですがケースにツヤは出ましたが。イマイチピッカピカとは言い難く。
裏蓋もバフ掛けしてもあまり綺麗にはならなかったです。1日置くと、ケースのこういったシミの様な物がまた出て来ます。シルバーですから酸化しやすいです。かといって空気に触れさせない訳にもいかないですが。最近、銀の変色防止剤が入った保存袋があると、ある人からメールで教えていただきました。
※後日
後日、掲示板で「さて、先般アップされてた「クロイゼ」ですがこれってPtって書いてありましたが、スターリングシルバー925(Ag)では?文字板にもsilverってあるし…ならば、磨いても直ぐ酸化して曇ってしまいますよね」
「ほんとだ!完全な大ボケかましていますね私」と気が付いた次第。確かに裏蓋にもスターリングと書いてありました。そりやぁバフ掛けで簡単にガラスが外れる訳です。銀って確か熱の伝導率がよかったですもんね。ご来店頂いて「バフ掛けもお願いします!」ってノリだけで確認もやらないでやってしまいましたか。反省!カナブンさんゴメンナサイm(..)m